クリームシャンプーの真実と、知るべきリスク

2024.05.29

こんにちは、CHIKAです!

今日は、いつにも増して真剣にブログを書き始めています。

 

 

というのも、YouTubeを見ていた時に、あるシャンプーの宣伝が流れてきました。

おやおや??

 

いつもなら最後まで見ずに飛ばす宣伝ですが、美容師としてシャンプーソムリエとしてはスルー出来ない内容だったので、約5分間の宣伝を食い入るように最後まで見たわけです。

 

 

見終わったあとに、悶々とした気持ちになり、

そして一刻も早く、真実をお伝えしたいと思い、メラメラとした気持ちでブログを書いております。

 

では、早速話しますね🙏🏻

(ちょっと長くなりますが、知っておいて欲しい!)

 

 

YouTubeで出てきたのは、【クリームシャンプー】と言う泡立たないシャンプーの宣伝でした。

 

内容としては、

 

①市販の安い泡立てるシャンプーは、頭皮や髪の毛のダメージに繋がっている

②泡立たないクリームタイプのシャンプーに変えてから、ヘアアイロン要らずのしっとり髪になれるとSNSでめっちゃバズっている

③汚れを落としながら、このシャンプー1本で髪の補修ができる

④トリートメントなしで、このシャンプー1本だけでケアできるので、超時短でママさんや、忙しい方おすすめしたい

④Amazonや楽天で1位を取っている

 

 

まとめると、ざっとこんな内容でした。

 

 

シャンプーの事を何も知らない私であればたぶん買ってましたね!

(綺麗なお姉さんがテンション高く、めちゃくちゃおすすめされていましたもん。笑)

 

 

でも、私はシャンプーソムリエの資格を持っているので、鵜呑みにしません。

真実はいつも1つ!!

(コナン風!)

 

 

今日は、【クリームシャンプー真実と知るべきリスクとメリット】をお伝えます。

 

 

クリームシャンプーって何なの?

から始めますが、まずはGoogle先生に聞いてみましょう。

 

 

 

そして、トリートメント要らずのオールインワンシャンプーとして活躍することの多いクリームシャンプーです。

 

 

まずはメリットから。

とは言うても、ぶっちゃけるとメリットはありません。

 

 

しいて言うならば、乾燥やパサつきが気になる髪にとって保湿効果が高いことかしら。

 

 

ただ!

この保湿効果が高いと言う本来ならメリットであるはずが、デメリットをもたらす真相をしっかりお伝えしたいのです。

 

 

これが宣伝していたクリームシャンプーの全成分です。

 

成分は、配合量が多い順に上から表示されるのですが、この赤🟥で引いてある成分がトリートメント剤によく使われる成分。

 

 

そしてこの黄色🟨の線で引いてある成分は、保湿成分。

あとは、ぶわぁ〜っと沢山のエキスが入っていますよね。

 

 

私たちが日頃使っている液状のシャンプーに使われるている洗浄成分は入ってないんです。

 

つまりクリームシャンプーは、シャンプーでありながらトリートメント剤で髪の毛と頭皮を洗っているんです。

(脂汚れは脂で落とすってシステムですね)

 

 

 

で、ここで考えてみましょう。

私たちがシャンプーの後に使うトリートメントは頭皮には付けませんよね?

あくまで髪の毛だけに付けますよね?

 

 

なんでかって?

トリートメント剤は、地肌に付けると吸着しやすく刺激になるからです。

刺激を受けると炎症をおこします。

 

 

それなのに、シャンプーにトリートメント剤が入っていることは、、もうお分かりだと思いますが危険ですよね💥

 

ましてや黄色で引いてある保湿成分もいっぱい。

(保湿成分も、しっかりお湯で流さないと頭皮に残り刺激となるのよ!)

 

 

クリームシャンプーの口コミに、『髪の毛の広がりがしっとりまとまって落ち着く』と絶賛しているんですが、トリートメント剤と保湿成分がメインで入ってあればそりゃ髪の毛は落ち着きます。

 

 

それよりも、使い続けることによって頭皮の痒みや炎症をもたらすリスクが大です。

 

 

実際に、私が担当しているお客様何人かの方が使っていたのですが、毎日使い続けていたので取りきれていない汚れだったり、トリートメント剤の残留で髪の毛のごわつきが酷かったのと、

お客様自身が、髪の毛がサラサラにならず合わなくて使用を止めたと言う方もいらっしゃいました。

(分かって頂き、本当に良かった。)

 

 

宣伝されていたクリームシャンプーには、泥が配合されていて古い皮脂や汚れを落として毛穴が綺麗になるとも謳われていました。

泥パックとか、泥洗顔とかありますよねっ。

 

確かに泥にそのような効果はあるのですが、

シャンプー自体がトリートメント剤で出来ているので、綺麗になるどころか炎症を起こすリスクの方が大きいので泥を配合しているメリットはあまりないでしょう。

(どんなに優れた成分が入っていたとしても、クリームシャンプーである限りおすすめはしません。)

 

 

 

まとめると、

 

トリートメント剤は肌への吸着が高くてしっかり流さないと肌の炎症が起こしやすいので、トリートメント剤がメインで入っているクリームシャンプーは、おすすめしません。

 

 

これが、クリームシャンプーの真実です。

 

 

 

分からないことや質問があれば、シャンプーソムリエ資格を持っている私たちにご相談下さい😊